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液体シルバークリーナーで磨くと銀が白っぼくなる

シルバーアクセサリーや銀製品は、ピカピカに磨き上げられている状態では、プラチナを凌ぐほどの光沢があります。これは表面に凹凸がなく、均一に光が反射するため光輝いて見えるからです。
その原理を利用したものが、鏡です。鏡ははガラスの裏側に銀を塗って、光の反射を利用して人や物を映したりします。

銀が白っぽく見えるのは、銀の表面が荒れている状態のため、光が乱反射して白っぽく見えるためです。

例えば、硫酸濃度の高いシルバークリーナーを使用した場合に、銀の表面が硫酸で溶けてしまい、荒れた状態になることがあります。また、銀のアクセサリーを硫黄温泉に浸けてしまった場合とか、銀のアクセサリーを長期間手入れをせずに 変色が酷くなった場合に、シルバークリーナーに浸けて変色を取ると、銀の表面が白っぽい感じになります。 これは、硫化銀の厚い変色被膜を取ると、どうしても銀の表面が荒れてしまうからです。そのため、シルバークリーナーで黒ずみを落としても白っぽく見えるわけです。

つや消し仕上げのシルバーアクセサリーなどは、このままでもいいですが、鏡面仕上げした光沢のあるシルバーアクセサリーが好きな方は、研磨剤入りのシルバークリーナーや、シルバー磨きクロスで磨いてください。

ほとんどの液体シルバークリーナーは酸性です。クエン酸主体の安全な弱酸性のシルバークリーナーから、硫酸主体の人体や環境には危険な液体シルバークリーナーがあります。

安全な弱酸性であっても、シルバーアクセサリーなどの銀製品を長時間を液体シルバークリーナーに浸けていると、表面が酸で侵されます。特に硫酸主体のシルバークリーナーでは、短時間でも銀表面を荒らします。

液体シルバークリーナーに銀製品を浸ける場合は、なるべく短時間で行い、黒ずみの落ち具合を見ながら、浸けてください。黒ずみが落ちれば、すぐに水洗いして液体シルバークリーナーが残らないように注意してください。

研磨剤入りのシルバー磨きで磨いても白っぽさが取れない場合

銀の表面がかなり荒れている場合、シルバー磨きでいくら磨いても白っぽさが取れないことがあります。これは、研磨剤が手に負えないほどの表面の荒れが進んでいることが考えられます。銀製品を液体シルバークリーナーに浸けているのを忘れて、数時間あるいは数日間浸けっぱなしにした場合は、研磨剤入りのシルバー磨きで磨いても白っぽさが取れません。

このような状態では、バフ研磨機やリューターなど、研磨する機械を使って表面を研磨する必要があります。ガタガタに荒れた銀の表面を削って、きれいに鏡面になるまで磨き上げます。

これは宝石店やジュエリーショップや工房などの研磨機が設置されたお店に依頼するしかありません。また熟練職人によってデザインを損なわず銀の表面を磨き上げる必要があります。リペアなどを行なっているショップなどで、新品仕上げや鏡面仕上げの依頼をオススメします。

紙ヤスリや工作用グラインダーなどを使って表面を磨くこともできますが、銀はやわらかいので、ジュエリー用のフェルトポイントや銀専用の研磨剤を使用することが必要です。研磨に関しては専門の職人に依頼することをオススメします。


<参考>
シルバー磨きポリッシュを使った手入れ方法
つや消し仕上げの手入れ


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