ホーム > シルバーの正しい手入れ > 銀メッキをした製品の手入れ方法

銀メッキをした製品の手入れ方法

銀メッキを施したアクセサリーは、なるべくなら研磨したり、研磨剤を含んだクリーナーは使わないことです。
正確には銀メッキ製品でもメッキ厚が1ミクロン以上の物であれば、繰り返し磨くことができます。

しかし、安価な銀メッキアクセサリーの場合のメッキはフラッシュメッキといって0.003ミクロン位いの薄いメッキの物があります。 こういったメッキ製品は、消しゴムでも銀メッキが剥がれるほど薄く、簡単に地金がでてきます。このようなものは、軽くは磨けますが、繰り返し磨くことでメッキがすぐにはがれてきます。

現実にはメッキの厚みは購入者には分かりませんので、表面を磨くような手入れの仕方はしないことをおすすめします。

銀メッキの黒ずみや汚れは、表面を研磨するのではなく、液体シルバークリーナーに浸けて、表面の汚れや黒ずみ(硫化皮膜)を取ることできれいになります。

銀メッキ

メッキ製品を手入れする時の注意点


通常、銀メッキはそのままではメッキが弱いので、ニッケルメッキを施した上に銀メッキを施します。この銀メッキがはがれた場合、ニッケルメッキが現れてきます。ニッケルは金属アレルギーの一番の原因物質です。銀メッキがはがれた状態のアクセサリーを着けた時、汗などに流れ出したニッケルが皮膚に付着することで金属アレルギーになりやすくなります。

皮膚の弱い方は、銀メッキ製品を身に着ける場合、このような点を注意したうえで手入れしてください。

銀メッキの手入れ実例


メッキ製品は、長い間身に着けていると、ぶつけたり磨耗などではがれてきます。メッキの下の地金の種類にもよりますが、地金が錆びたり変色してきて、非常にきたない状態になることがあります。とても気に入ったアクセサリーであれば捨てるに捨てられず、身に着ける事もできないことにもなります。そうなると、いくらクリーナーでお手入れしてもきれいになるには限界があります。

そういった場合、思い切って再メッキをするという方法があります。

写真のリングは、表面のメッキがはがれて、ところどころ地金の錆びが浮いた状態のものです。こうなるとクリーナーを使ったお手入れではきれいになりません。そこで錆びたところをを研磨して、変色がでないように銀メッキをすることにしました。複雑なデザインなので込み入ったところの研磨は非常に手間がかかりましたが、リューターの先でていねいに変色とキズを取り除きました。


銀メッキ

銀メッキを施したあとに、デザインの王冠を引き立たせるために、いぶし処理をおこないました。シルバーの光沢といぶしの黒のコントラストが表示に美しい仕上がりになりました。汚れてきたなかったリングが新品のようによみがえりました。特に銀メッキの場合は、銀特有のいぶし処理が行なえるので、見た目にはメッキではなく、本物の銀製品のように仕上げることができるメリットがあります。


銀メッキ

同じ状態の指輪が2個ありましたので、もうひとつは金メッキを施しました。このようにメッキなどを施すことによって、新品同様のアクセサリーとして生まれ変わることができるのです。お手入れに困った場合、リペアなど考えてみてはどうでしょうか。


銀メッキ

銀メッキの価格:銀メッキの費用自体は非常に安いものです。しかし通常メッキ業者は、たくさんの製品を一度にメッキ処理を行なうことがおおく、アクセサリーをひとつだけ行うということを行なってくれません。少量を行なってくれる場合には、ひとつあたりの単価が高くなるわけです。

また、上記の例のように、銀メッキを施す前に、前処理として錆を落としたり、表面を研磨する処理が多い場合、この前処理の費用が高くなります。これは職人が手作業でひとつひとつ研磨機などを使って行なうため、工賃としてかなりの費用がかかることを考えておかないといけません。この前処理については、銀メッキするアクセサリーの状態やデザインなどでかなり変動します。銀メッキを検討される方は、ジュエリー工房やリペアを行なってくれる業者に一度相談されることをオススメします。

<参考>
アクセサリーのメッキの実例 (アクセサリー修理実例集)


スポンサードリンク